アメリカで受けた”イラッとした”人種差別体験ベスト5

アメリカで受けた”イラッとした”人種差別体験ベスト5

人種差別が身近ではない日本

昨年末、放送されたガキの使いあらへんでの「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」でダウンタウンの浜ちゃんの「エディー・マーフィー」主演のビバリーヒルズ・コップ風の変装が問題になっています。理由は変装のために顔に黒塗りをしたことが、黒人への人種差別を彷彿とさせるからということです。この件は、海外のメディアや日本在住の外国籍の方から指摘を受けたことをきっかけに、国内で議論が勃発しています。
「あれは勘違いをさせる描写だった。注意するべきであった」という人種差別的であることを感じたという意見もありました。しかし、個人的には「浜ちゃんを笑っていただけで、黒人を笑ったわけではない」「差別的な意図を感じなかった。騒ぎすぎ」という何が問題か分からないといった趣旨の意見が非常に多い印象を受けました。

関連記事(「笑っていけない」を観てアメリカ人がブーイングの訳)でも書きましたが、国内のこの風潮はしょうがないかなと個人的には思っています。
日本で住んでいるのは日本人が大多数で、外国籍の方を見かけても中国や韓国、ベトナム、タイ等のアジア圏の方がほとんどです。他の人種の方と接する機会が極端に少なく、人種が原因で起こる差別が少ない日本で人種差別の論争を起こしてもピンとこない人が多いのは当然のことだと思います。

アメリカで未だに続く人種差別


上の図をご覧ください。これはTwitterで人種差別的な発言の割合をアメリカの地図上にヒートマップとして表したものです。これだけでは根拠に乏しいかもしれませんが、特に東海岸から南部にかけて非常に強い差別意識がまだ残っています。
私は今、アメリカ南部(上図のヒートマップ上で真っ赤な部分)で生活をしていますが、今までに幾度か人種差別的な発言や扱いを受けています。
ネット上で人種差別をアメリカで受けた日本人の方のブログやコメントを見かけると、「ショックだった」「悲しかった」等の感想が書かれているのですが、私の場合は慣れてきたせいかイラっとする傾向にあります(笑)
今回はアメリカで受けてきた人種差別の中でも、特に”イラっとした”人種差別体験をシェアしたいと思います。

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“イラッとした”差別ランキング

第5位 雑な接客対応

これは特定のお店/場面があるという訳ではなく、お店やレストラン等の接客対応全般言えることなんですが、アジア人に対する接客が他の人種の方と違うことがたまにあります。例えば、レストランで注文を呼んでも全然来ず、後から入ってきた白人グループの料理がserveされてからやっと注文を取りにきたりすることもありました。別のレストランでは、明らかに水道水だろうと言える生ぬるく、生臭い水が出されたこともあります。

またなぜか別のお客さんからも「You are not allowed to be back here.(もう戻ってくるなよ)」とボソッと呟かれたこともあります。
全てが全て、人種が原因であるというのは自意識過剰だと言う事は自覚しています。もしかしたら、私に原因があったのかもしれません。しかし、周囲の白人のアメリカ人と明らかに差があるサービスや態度をされると「何で!?」と思っちゃいますよね。

第4位 典型的なアジア人への差別ジェスチャーを目の前でされる

まさに上のTweetの写真のようなイメージです。(というかこれと全く同じです)
私の目が切れ長ということもあるかもしれませんが、目の前で差別的だと言われているジェスチャーをされると頭にきますよね。ちなみにその相手に怒ったら悪気があったした訳ではなく、そのジェスチャーが差別的であるということを知らなかったようです。南部の田舎ということもあり、アジア人がほとんど住んでおらず、やってはいけない行為ということを理解していなかったようです。

第3位 道を歩いていると、信号待ちの車から”Go back to your Country, Jap!”と言われる

南部のとある大きな都市で歩いていると、信号待ちをしている車(明らかにやんちゃしている人が乗っているような車でした)の窓が突然空きだしたのに気づきました。無意識にパッとみると中から黒人の女性が中指を立て「自分の国へ帰れ、Jap!」っと言ってきたのです。
黒人に言われたということでさすがにびっくりしたのですが、怒りの度合いが大きかったのか「You too, Bitch!」と言い返してしまいました。
(相手がアフリカ系アメリカ人だったので、「お前もな!」という意味になります)
その後、言った本人が逆ギレし、車のダッシュボードから銃を探し出す仕草を見せたので、さすがにマズいと思いその場から逃げました。
冷静に考えると言わなくて良い事を言ってしまったと反省したものの、何も彼女に悪いことをしていない状況で言われたことに憤りを感じた場面でした。

第2位 レストランで“アジア税”と称した高額なチップを請求される

東海岸の大都市で起こった事件です。レストランで食事をして会計をし、チップを払うとウエイターから「もっとチップをくれ」とせがまれました。
チップの上乗せ要求自体はアメリカではたまにあることです。

自分のチップが基準額(合計額の15%-20%)以下だった場合は考えますが、その場面では基準値の20%を既に支払っていたので「これ以上は出しません」と拒否しました。

するとそれが癪に障ったのか「アジア人のためにアメリカ人がアメリカでサーブ(サービス)したんだから、基準額より多くのチップを支払うべきだ」という主張を始めたのです。
その場では他のお客さんもたくさんいたということもあり、大騒ぎしたくなかったので「君が何を言ってもこれ以上払いません。むしろそんな発言をするんだったらチップ額減らさせてもらうよ?」と言ってその場は去りました。しかし、人種を理由にした言いがかりをつけられるとさすがに頭にきました。

第1位 空港のCustomで日本人という理由から入国拒否される

とある大都市の空港であったことです。

アメリカ国外から入国する際の入国審査で「日本人は信用できないから俺は入国させることはできない。並び直せ!」となぜか大声で怒鳴られました。有効なVISAを持っているのに資格がないわけがなく、加えてそれ以前の入国手続きは同じパスポートで行っているので意味が分かりませんでした。何より乗り継ぎ便までの時間に猶予がなく、長いcustomのラインをまた最初から並び直す時間はありませんでした。
幸い彼が大声で怒鳴ったことで、他の職員の方が駆けつけてくれて、別カウンターでその方が対応してくれたので事なきを得ました。明確なこちらの不備があったならまだしも「日本人だから」と理由だけで拒否されたことは非常に頭にきました。

 

もちろんアメリカ人全員が全員、人種差別をする訳ではありません。上記のヒートマップが表しているように西海岸やそれに近い地域では、比較的差別が少ない地域もあります。
ただ人種差別というのはアメリカや海外では今でも残っており、だからこそ海外は差別的な発言や表現に敏感であるということを少しでも私の経験を通して伝えることができたら嬉しいです。

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