CPUに問題あり?Intel(インテル)製等に安全性の懸念あり

CPUに問題あり?Intel(インテル)製等に安全性の懸念あり

全てのスマートフォンやパソコンの「頭脳」にあたるCPU(中央演算処理装置)の安全性問題が波紋を広げています。

実は、Intel製プロセッサーに 深刻なバグが発見されたとするとする報道があったのです。

場合によっては情報を読み取られる懸念があり、加えてCPUはIT(情報技術)機器の基幹部品であるだけに潜在的なリスクの深刻さを指摘する声も多いようです。米Intel(インテル)やGoggle(グーグル)などIT各社は対策を急いでいるようです。

CPUとは?

CPU とは「セントラル・プロセッシング・ユニット」の略で「中央処理装置」という意味です。

パソコンの中心となり、全体の処理や計算を行う、人間で言うところの「頭脳」と言えるパーツです。役割は、ユーザーが出した命令をすべて引き受け、計算し処理してくれます。計算が早くできるものであれば処理速度も速いので高性能になり、たくさんの命令 や負荷のかかる命令を出しても仕事をどんどんこなしてくれます。逆に、計算が遅いと性能は低くなり時間もかかるので、その分スピードも遅くなってしまうというわけです。
従い、このパーツの良し悪しが、パソコンの性能に直結すると言っても過言ではありません。

非常に重要なパーツと言えるでしょう。

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経緯

英技術メディアのザ・レジスターがインテル製CPUに設計上の欠陥があると2日夜に報じたことが発端です。この欠陥を回避しようとすればチップの性能を大きく低下させる可能性がありことが分かり、Intelへの信頼性へ疑問の声があがりました。Intel社の株価にも大きな影響がでたようです。
これに対してIntelは3日にこの報道を否定し「特定のCPUの設計の欠陥やバグではなく、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やアームホールディングス、(マイクロソフトのような)基本ソフト(OS)企業なども含めて産業全体で対策に取り組んでいた問題だ」これに対してIntelは公式声明を発表し、こうした報道を「誤っており、不正確だ」と否定しました。

何が問題?

この欠陥は一般ユーザーが日常的に利用するプロセスがプロセッサーのアーキテクチャーの極めて深い部分に位置するメカニズム、つまりカーネル・メモリーににアクセスすることを許すものだといいます。悪意のある攻撃により本来はアクセスできないはずの機密情報が読み取られる懸念があり、ハッカーがこの欠陥を利用すればシステムに数多くの巨大な抜け穴が生じるという。一方、欠陥を回避しようとすれば、チップの性能を著しく低下させることになるジレンマも生じている。Intelの公式会見によれば、メモリー内のコードの改ざんや破壊はできないという。

今回の安全性問題では、実際の攻撃が確認されたわけではない。しかし、問題視されているのがその範囲です。

過去10年以上にわたって供給してきたCPUが対象とされ、その数、なんと数十億個に及ぶとの推測もある。

パソコンからスマホ、クラウドサービスの提供に必要なデータセンターまで、極めて幅広いIT機器に影響を及ぼす恐れがある。これまでIT業界で懸念されてきた脆弱性の問題は「不用意にメールの添付ファイルを開けたため」といったケースや、特定のソフトが対象となることが多かった。たとえば今回、OSがグーグルの「Chrome」かマイクロソフトの「Windows」であるかなどといった点は関係なく影響が出てしまう可能性がある。
マイクロソフトは「これまでに攻撃が確認された事実はない。半導体メーカーと密接に協力し、クラウドサービスへの対策やWindows の顧客を守るための更新を展開中だ」との声明を出した。

 

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問題はOSにも影響

Goggleは3日に公開したブログで「これらの脆弱性はAMD、アーム、インテルなど多くのCPUやその上で動作しているOSなどに影響する」と発表。
つまり「問題はIntelだけじゃない」ということなのです。

実はIntelによると、CPU由来の脆弱性は数カ月前にGoggleの研究チームが既に発見していたようです。Googleのセキュリティチームは、この問題を知った直後からGoogleのサービスを護るための措置を開始した、と発表しています。早期に一般に発表しなかった理由は、調整版のリリース予定が来週(1月9日)だったため、という。そしてこのニュースがリークしたために、GoogleやIntelなどの関係企業は、情報を公開して憶測を終わらせることを選んだようだ。なお、Google Apps/G Suiteには、被害が及んでいないので、ユーザーは何もしなくてもよい。そのほかのGoogle Cloudのユーザーは、何らかのリスク対策が必要かもしれない。ユーザーのアクションを必要とするプロダクトやサービスは、Goggleが別途発表している

Intelは問題の火消しを図ったのかもしれないが、結果的に問題が今朝の報道よりはるかに大きいことを示唆することになった。他の主要チップ・メーカー、OSベンダーはいずれも問題を認識している可能性は高く、実際Intelによれば一部メーカーと共同声明を準備しているという。

つまるところ、問題の詳細については共同発表を待つ必要がありそうです。

ただし、複数の大企業が同時に動いているといことで、これ以上の情報が明らかされるかどうかは疑わしく時間もかかりそうですね。

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