人間と機械の融合?イーロンマスクが考える人工知能(AI)への懸念

人間と機械の融合?イーロンマスクが考える人工知能(AI)への懸念

2017/12/21放送の「やりすぎ都市伝説 2017冬」(テレビ東京系列 )で関暁夫がプレゼンしていたパートで語られていた

 

第2の体内マイクロチップ計画

 

「第2の体内マイクロチップ計画」とは一体なんでしょうか??

番組中では以下のように語られていました。

  • アメリカに保管されている(と言われている)宇宙人の遺体の脳から記憶を引き出し、それを人口知能に移すことで、宇宙人の記憶と人工知能を融合させる。これが第2の体内マイクロチップ計画。
  • 今、既にシリコンバレーでは脳の信号からコンピューターを動かす技術であるブレインマシンインターフェイスの開発が始まっている。
  • 目的は、将来人類が意中に旅立つ際に宇宙人の記憶を人間が使えるようにするため。宇宙に飛び立つために地球の中でしか通用しない価値観/常識を宇宙規模にアップグレードすることで、新たな環境に適応させる

宇宙人が存在する/しないの話はさておき、

体内にマイクロチップを埋め込みそのチップを利用することでコンピューターを動かし、人間同士でもコミュニケーションを取ることができる

という内容にとても興味を持ちました。

詳しく調べていくと、その新技術の開発/研究をシリコンバレーでリードしている人物の1人が

あの電気自動車メーカー「テスラ」や民間宇宙企業「スペースX」等の企業のCEOであるイーロンマスクであることが分かりました。

今回は、彼が描く、「人間の機械化」の未来や人工知能(AI)に対して抱く問題意識についてまとめてみたいと思います。

スポンサーリンク

イーロンマスク設立の新会社「ニューラリンク」

 

今度はコンピューターと人間の脳を融合し、人々がマシンに追い付いていくのを手助けしたいと望んでいる。』

イーロンマスクが2017年3月に設立した神経科学技術を開発する「ニューラリンク」。

同社が目指すのは、脳に微小な脳電極を移植し、思考をアップロードしたり、ダウンロードしたりできるようにすること。

彼は、その技術を「ニューラルレース(神経のひも)」と呼んでいます。

 

具体的には人間の体や脳にマイクロチップを埋め込むことで、人間やコンピュターに加え人工知能(AI)とも相互にコミュニケーションを取れるような世界を創造するという壮大な構想です。

トランスヒューマニズムを基に構想された新たなビジネスと言えるでしょう。

*トランスヒューマニズムとは?

科学技術を用いて人間をさらに進化させようという思想のことです。
推進派のメンバーによると、将来パラリンピックでは最先端の科学技術を用いた選手が大部分を占めるようになり、健常者よりも義手義足を持った人の方がより早く強い人間になるだろうということです。
例えば最新の義足は、触ったものを熱い/冷たい等の触感を感じることができるそうです。

なぜ、イーロンマスクは「ニューラリンク」を作ったのか?

 

人間は人工知能(AI)に後れを取る

 

これがイーロンマスクが描く世界の中での問題意識の1つであり、新会社を設立した大きな理由のようです。

昨年6月のある会議で「(AIが)どのようなペースで進化するにせよ、われわれ人間はAIに大幅に後れを取ることになるだろう」と彼は発言しています。

その解決策として、彼が提案したのが「ダイレクト皮質インターフェース」。これは基本的に脳内にAI層を設け、人間がより高度に機能できるようにするという構想です。噛み砕くと、人間と人工知能(AI)と統合するということです。

 

上記以外にも彼は人工知能(AI)が将来の社会に与える影響について発言しています。

 

『これからは、人間がロボットに勝る仕事はますます少なくなる。これは、私がそうなってほしいと思う希望ではなく、おそらく現実になることだ』

『私は最先端のAIに触れられる立場にある。人々はAIを本当に懸念すべきだと思う。私は警鐘を鳴らし続けているが、ロボットが通りを歩いて人間を殺戮するのを実際に目にするまで、人々はどのように反応すればいいのか分からない。こうした脅威は現実感が非常に希薄であるように思えるからだ』

『脳に対する高帯域幅インタフェースは、人間と機械の知性の共生を助け、おそらく制御問題と有用性の問題を解決するだろう』

AIは、事後ではなく事前に対策を講じる必要があると考える、極めてまれなケースである。事後に規制しても手遅れだと考えているからだ』

ニューラリンクは頭蓋(とうがい)コンピューターの開発を計画しており、当初は難治性の脳疾患の治療を目指すことになるようだ。

しかし、いずれは人間が知能を持つマシン(AI)に服従せずに済むようにするために、それを役立てたいと考えているようだ。

人間の仕事が今後なくなる?

 

今後自動化で仕事が失われていくことを考えると、普遍的なベーシック・インカム(就労や資産の有無にかかわらず、すべての個人に対して生活に最低限必要な所得を無条件に給付する)が近い将来必要になるだろう

イーロンマスクは、近い将来に社会に広がる人工知能(AI)が人間の仕事を奪っていくと考えているようです。

ベーシックインカムが必要とまで言及しています。

 

政府支出でまかないきれないだろうというベーシック・インカムへの反対意見への解決策についても、自動化で生産性が上がれば経済が豊かになるので政府支出で対応できるという。

『商品やサービスの生産性が極めて高くなるだろう。自動化のおかげで豊かになると、ほとんど全てのモノの値段が極めて安くなりる。私は、普遍的なベーシック・インカムは必要になると思う』

 

人工知能(AI)が人間の仕事を奪っていくというのは近い将来必ず起こる現象だというのは間違いない。

むしろ、身近なところで大手銀行が業務をシステム化することで大幅な人員削減を計画していると発表するなど、既に起こっている話です。

一方で、職を失う人達に経済的な保障ができたとしても、その人達はどのような目的でその後生きていくことになるのでしょうか?

人間の存在意義が薄れ、機械と人間の立場が逆転する

そうなると、人類と機械が存続をかけて戦争するターミネーターのような世界が本当に訪れるかもしれません。

ビジネス/企業カテゴリの最新記事